千早 群像(ちはや ぐんぞう)- 福山潤 / 興津和幸
■学校きっての問題児
元海洋技術総合学院の士官候補生。海洋技術総合学院へ生徒として潜入していたイオナと出会い、政府の制止を振り切り2人で出奔、イ401の艦長となる。
タカオからの攻撃を直前で察知するなど戦況分析に秀でる。
海洋技術総合学院での成績は総合2位。
常に冷静沈着で、若くして政府高官とも対等に渡り合える程の度胸を持ち、聡明な頭脳と機転で的確な戦術を即座に立案する。その姿勢はタカオのように敵さえも魅了する程だが、ゾルダンに敗北した際は自室で感情的になるなど内面には年相応の幼さも残る。
上陰次官補より鹿島沖に展開中の“霧”の巡洋艦の撃沈依頼を受け、その完遂後に「人類の最後の希望」である新兵器・振動魚雷のアメリカ合衆国への移送依頼を受ける。
“霧”の艦艇の多くがメンタルモデルを持ち始めたことを受け、メンタルモデルによってコミュニケーションが可能であるのではないかと考えており、その事実こそが世界を変える鍵だと考えている[6]。
イオナとの出会いが少し変更されている。コンゴウを招いて硫黄島で会食を開くなど、独自のアプローチで霧と分かり合おうとしていたが、警戒していたコンゴウの策でそれも失敗に終わる。コンゴウとの交戦を切り抜けた先で400に撃沈され生命の危機に陥るもイオナの尽力で助かり、タカオ達に救助された。その後は復活したイオナの指揮を取ってアメリカへ向かい、追跡してきたコンゴウを倒しアメリカに振動弾頭を届けることに成功した。